みなさま、はじめまして!
私は夢のマイホーム、一生に1回の買い物を「桧家住宅」でお願いすることにしました。
注文住宅って分からないことだらけで本当に難しくて、毎日勉強の日々でした。
この苦労を少しでも減らせる人が増えれば良いなーと思いブログを新しく開設します!
記念すべき最初の記事は、なぜ家を建てるのか?を書いていきます。
ここが不明確な状態で注文住宅を契約してもきっと後悔することになると思うので、最初に理由を明確にしておきましょう!
なぜ注文住宅を建てようと思ったか
テレワークシフト
新型コロナウイルスがやってきて、私も妻もテレワークをするようになりました。
今の賃貸は私が新卒で就職したころからずっと住んでいるボロ家で、お互いがテレワークするのは現実的に相当厳しい間取りでした。
手狭な家ではお互いの声が入ってしまうので、打合せもまともにできず正直仕事になりません。
仕方がないので一人はワーキングスペースに行って、一人は家で仕事と、とにかくお互いの業務が被らないようにして現在も生活しています。
この時点でどちらかが不利益を被る生活は厳しいと感じていて、引っ越し先の賃貸を探し始めています。
2022年くらいからなので約3年間はのんびりと引っ越し先を探し続けていました。
思い起こせばこれが引っ越ししたいなーと思う起点になっています。
家族構成の変化で家が手狭に
のんびり引越し先を続けて数年間。
中々引っ越しを思い切れるような家が見つかりませんでした。

我が家は田舎なので、そもそも家が少なすぎて出てくるのは地区数十年のマンションか古家ばかりです。
そんな中、待望の我が子が誕生しました!
既にキツイのに、子供が増えたら流石に生活するのがキツくなってきました。
これでは子供がかわいそうなので、本気で引っ越し先を検討することに。
私一人なら家にこだわりもないのでボロ家でも狭い家でも良いのですが、親の責任として子どもファーストに生活せねばならないと思っていますので、こんな家じゃ流石にかわいそうです。
今の家はボロくて狭い
今の家は40世帯くらいが住める賃貸マンションなのですが、築40年のマンションでかなり古いです。
フローリングは劣化でトランポリンみたいになっていますし、水回りはサビだらけ、冬はまともにエレベーターも動かないと問題だらけ。
家賃が異常に安いのが唯一のメリットです!
こんな家に長年住んでいる人はいないので、私が間違いなくこのマンションの長老ですw
2DKありますが、子育てには向かない超低気密低断熱住宅で間取りもこれほんとに2DK?みたいな感じなので、子供が産まれた家は全員引っ越していきます。
賃貸やマンションだと希望の間取りがない
それぞれがテレワーク出来て、子供が生活に困らない程度のスペースを確保しようとすると中々家が見つかりません。
具体的には3LDKSくらいの家を探していました。



家で仕事をしている関係上機材が多く、それなりの収納が確保できないといけないのが一番の難題でした。
最初は賃貸住宅を探していましたが、3LDK止まりの家がほとんどで、なかなか希望の賃貸は出てきません。
出てきたとしても家賃だけで毎月数十万円かかるか、駅からめちゃくちゃ遠いかです。
どうにもならないまま月日ばかりが経過し、いよいよ子供が歩きでしてしまったのでタイムリミットとなりました。
注文住宅で家を建てる決意
私達夫婦はどちらも正社員ではなく不安定な仕事をしていますので、長期のローンにはかなりの不安がありました。
しかしながら、子供が大きくなるに連れこの狭さはかわいそうだと言うことで、遂に家を建てる決意をします!
過去3年間の住宅探しの結果
- 賃貸は手狭な家が多くてほぼ見つからない
- 分譲マンションも3LDKが基本でしかも狭い
- 建売は収納が少ない(家が小さい)
とどうやっても注文住宅以外では理想の家にならなそうだったので、私達は注文住宅一択で検討を進めることにしました。
マンションVS戸建てVS賃貸について
私達はお金と言うよりは間取りの都合で注文住宅にするしかないと言う結論になりました。
が、一般的には家を建てると言うと必ずついてくる、賃貸の方がお得、せめてマンションにしないと資産価値が…みたいな話があると思います。
これも私なりに納得がいくまで調べました。
マンションは資産が残りやすい?
今首都圏のマンション価格はうなぎのぼりで上がっています。
10年前に新築だったマンションの中古価格がなぜか新築の値段を大きく超えるくらいのバブルっぷりです。
こういう事象が起きているので、マンションは値下がらない=資産価値が残りやすいと言われていてマンションブームになっています。
そのため、首都圏で家を新しく買うのであればマンションが良いと言う意見の人も多いですよね。
実際は築年数がある一定の水準を超えると一軒家の方が価値が残る


このグラフを見る限りマンションは築20年を超えると大幅に価値が下がり始めます。
築25年くらい経過すると一軒家の方が価格が高くなってくるんです。
なので、何回も引っ越すのであればマンションで良いと思いますが、長く住むことを考えると一軒家の方がお得になる可能性が高いです。
これは意外ですよね。私も色々と勉強していて驚いた指標の1つです。
築30年以上の家はどちらも同じ値段くらいにしかならないのであれば、土地もある一軒家のほうが実質的な価値はより高いですね。
マンションは住人が修繕費用を積み立てて自分達で修繕をし続ける必要がある
マンションと言えども築20年くらい経つとだんだんと痛みが出てきます。
そうなれば必然的にそろそろ大規模な修繕をしましょうか、という話になってくる訳です。
マンションの管理は基本的に住人に任されていますから、マンションの住人(住宅素人)が修繕会社に点検や修繕の見積を作ってもらいます。
そうすると、ほぼ100%の確率で修繕積立費では賄えきれない高額な見積が出てきます。
お金が足りなければ修繕できないので、当初は毎月20,000円だった修繕積立費が、30,000円,40,000円とどんどん上がってくるわけです。
下手したら一時金でいきなり数十万円の集金がくるパターンもあります。
これでは当初想定していた費用よりも実質のローン返済額が増えることになるので、住めば住むほど費用負担が大きくなってしまう可能性が高いのです。
さらに、古いマンションは空室も目立ってきますから、住人あたりの負担が更に増えます。
(満室でも空室ありでも修繕費用は同じなので一人当たりで割るとこうなります)
結局マンションも一軒家も同じように修繕積立が必要で、おそらくその費用はマンションのほうが大きいです。
賃貸の方がコスパが良い?
これは住宅ローン返済額と同等の家賃の家に引っ越しながら住み続ければ、きれいな家にずっと住めるからコスパが良いと言う発想ですね。
また、身軽なので急な転勤などの影響も受けにくいです。
ローン返済額と同じ、例えば月10万の家賃だとしたら築30年の注文住宅よりもきれいな賃貸に住めますよね?と言う話です。
修繕積立などもいらないですし。
築数十年の一軒家やマンションに家賃10万の価値がないかもしれない
築数十年の持ち家は古臭くなるでしょうから、住宅ローンの返済額である毎月10万円くらいの費用に見合わない家になってしまっている可能性は確かに高いです。
しかし、老後に賃貸を探すのは拒否されるケースが多く家探しも大変ですし、何よりも老後も毎月10万円の家賃が払い続けられるのかと言う問題がありますね。
年金が少ないから月5万の賃貸で…となってしまうなら、流石に築40年の注文住宅のほうが住心地が良さそうです。
お金持ちならこの案はいいかもしれない
収入のあてが一生ある人にとってはこの選択は十分価値があるのではないかと思っています。
そんなにお金があるなら注文住宅を何度も建て替えれば最強じゃない?という気はしますが…
しかし、我々庶民にとっては老後の資金問題は重大です。
老後に家は古いけど、ローンがない(固定資産税と最低限の修繕積立費だけで良い)状態と必ず発生する家賃を払い続ける状態では心理的な安心感が段違いです。
新築戸建のメリットは?
夢が叶う


新築一戸建て最大のメリットは夢が叶う!です。
例えば私なら、大きなインナーガレージの家を作って、家から毎日愛車を眺めたい。
自室に大きな仕事部屋が欲しい。
こんなことは賃貸では到底実現実現できないか、現実的ではないくらい高額な家賃を払うかしかありません。
普通の家の間取りだと仕事部屋なんていう概念がないものがほとんどです。
もちろん大きなインナーガレージがある賃貸も貴重です。
これが注文住宅だと現実的なローン支払額で実現できてしまうんです。
本当に魔法みたいですよね。
日本の住宅優遇制度は本当にすごいなと思います。
もちろん実際は借金なので、賃貸では到底借りられないレベルの家を背伸びして買ったとも表現できるわけで、きちんとした資金計画は必要です。
生涯のトータル費用は最安
一軒家の修繕積立費はそこまで費用がかかりません。(もちろん極力メンテフリーにする工夫をした家に限ります)
また、住宅ローンも払いきってしまえば、固定資産税くらいしか取られるものがありません。
家は確かにボロくなりますが数十年住むのであれば、絶対的な費用は他のどのパターンよりも安いです。
老後の年金生活で家賃が払えないなどと言ったリスクも限りなく低いですよね。
車を5年毎に乗り換えれば常に新しくてコスパもいいですが、30年間同じ車に乗り続けている人と比べれば圧倒的に費用はかかっているはずです。
この考えに納得できるかどうかが新築戸建を選択するかどうかの判断基準になる気がしています。
私はフリーランスで老後の厚生年金や退職金などが全く当てにできませんので、今あるお金で老後の安心を買ったほうが良いだろうと言う判断をしています。
また、家のボロさに関して言えば私はあまり気にならない性格なので、ボロくなっても別に後悔することはなさそうです。
(新入社員のときに借りた築40年の家に今でも住み続けているくらいには我慢できます)
注文住宅は性能を高くできる
近年のそれなりの注文住宅は、断熱等級、耐震等級などの性能がかなり高いです。
太陽光発電などもできますし、家が高気密、高断熱であれば光熱費の節約にもなりますね。
また、普段の生活も快適になりますね。
これはコスパ以上に価値があるのではないでしょうか。
また、空き家対策として「長期優良住宅」と言う制度も始まりました。
親から子に、子から孫に同じ家を引き継いでいきましょうと言う、国を上げての施策です。
この施策によって家の性能が大幅に向上したので、今までみたいに50年も経過したら取り壊すしかないような家にはならないと思っています。
建売は基本的にとにかく安く売るのがコツなので、ほとんどの場合、注文住宅に敵うような性能の家を作っていません。
大手ハウスメーカーの建売などはそれなりに頑張っているようですが、それでも一般的な注文住宅で高気密、高断熱仕様にした家には中々勝てませんね。
自分が生活しやすい間取りにできる
注文住宅は自分たちが一生懸命間取りを考えて家を作ります。
そのため、考えうる中で自分たちが一番生活しやすい間取りになっているわけです。
マンションや賃貸では一般的な間取りになってしまう家が多いので、多少の不便を我慢しながら生活することが多いのではないかと思います。
土地は一生価値が残る
建物価格は数十年で0円になってしまいますが、一軒家はマンションの一室とは比べ物にならないほどの土地を所有することになります。
誰も買わないような土地であれば負の遺産になりますが、今後もそれなりに需要がありそうな東京近郊の住宅であれば突然価値が0円になることはありません。
値下がるどころか今後値上がりすることも十分に考えられます。
こういう土地を上手く購入できれば、家の値段がどれだけ下がっても実質プラスになる可能性があります。
まとめ
今回はなぜ家を建てるのか?と言う話をしてみました。
正直に言って今までボロ家に住みながらため続けたお金をすべて吐き出すような買い物に恐怖心はあります。
私はどちらかと言えば堅実なので、ノリと勢いだけで家を買おうなんて発想にはとてもなりませんでしたが、それでも冷静に考えると持ち家も悪くないだろうとの決断に至って購入することにしました。
巷では賃貸一択と言った裕福層の意見が多いですが、庶民ほど老後の資金計画は大事です。
裕福層みたいに常に新築の家に引っ越し続けられるほどお金を稼ぎ続けられますか?貯められますか?
そこまでのお金がない庶民であれば、結局老後はボロ家の賃貸です。
どうせボロ家なら持ち家の方がいいのではないでしょうか。
というわけで私の一生に一度のお買い物ブログ始まります!
次回は、希望の間取りについて書いてみたいと思います。
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